今は二十四節気の「大雪」の候。山々が雪景色に変わる頃。
富士山も八合目あたりから雪化粧しています。
今年の冬至は12月22日。
北半球で太陽の位置が一番低く、昼が一番短い日ですね。
夏至の頃の日照時間と比べると5時間程 短くなります。
陰極まって陽になる時。一陽来復。
太陽は翌23日から山羊座へ入りました
夏至の祝祭と同様に、冬至の祝祭も古代より各地で行われてきているんですよ
太陽はこの日で一番力が弱まったけれど、その翌日から復活することを盛大に祝ってきたのです
日本でも、古来より各所の神社それぞれで冬至祭を執り行います。
伊勢神宮では内宮宇治橋正面、大鳥居の真ん中から朝日が昇り、その瞬間を観よう、写真におさめようと、
毎年大勢の人がカメラを手に集まります。
各神社ではお守りをこの日から出したり、かぼちゃを煮てふるまったり、
柚子を売ったりと 祝い事でとてもにぎやか
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冬至には「ん」のつく食べ物を食べると良いといわれています。
かぼちゃは南瓜と書いて なんきん、その他、だいこん、にんじん、れんこん、
ぎんなん、きんかん、かんてん。
「ん」が2つ重なるこの七種類を「運盛り」と呼び、更に運が倍になる、と
喜んで食されます。
だいこん、にんじん、れんこんなどの根菜類は身体を温めるお野菜。
陽になるといっても、これからが本格的に厳寒に向かう時期ですから
根菜を食べたり柚子湯に入って身体を温めたりして、寒さを乗り切る力を保つ、
いにしえからの知恵ですね。
神社ではお守りの中に、きんかんとぎんなんを入れて出す所もあるそうです。
「金銀そろって商売繁盛」の祈りを込めて。
ちなみに、6月の夏至の時には「う」のつく食べ物が良く、土用の丑の日の
「うなぎ」がそれに当たります。
夏至と冬至で「うん」。合わさって開運の縁起ものです。
この冬至祭、古代中国では暦で一年の始まりの日という重要な節気として、
現在も神様や先祖を祀り、一家で宴を囲む風習が残っているそうです。
古代ローマでは農耕の神を祀ります。人々は仮装し宴会を開き、贈り物を贈り合ったそうです。
また、ヨーロッパの冬至祭も太陽の復活を祝い「ユール」と呼ばれています。
北欧は緯度の高さから、もともと日照時間が短いため、この日を境に
太陽の力が復活する冬至は特に大切な日として祝いました。
「ユール ログ」と呼ばれる木の幹を薪にして燃やし、その火を囲んで宴を何日も催します。
「ユール ログ」の火は悪魔から身を守ってくれるといわれていました。
この冬至祭「ユール」がクリスマス時期と近い事もあり、後にキリスト教と融合し
古代ローマの贈り物風習の流れも入って、現代のようなプレゼントを贈り合う
クリスマス習慣になっていったようです。
「ユール ログ」の行事自体は今では目にしませんが、薪、丸太の形をしたお菓子は
今でも「ブッシュ ド ノエル」としてクリスマス時期に愛され、その名残を残しています。
「ノエル」とはフランス語のクリスマスの意味。
さて、今年のクリスマスの12月25日はなんと満月なんですね☆
なんてすてきな事でしょう
蟹座で起こる事から考えると 家族と集うことがとても楽しいひと時
良い思い出となるでしょう。
家族、家庭は蟹座の象意そのもの。
今は「恋人がサンタクロース」で、若い方にとっては恋人と過ごす日ですが
昔のクリスマスは、家でパーティを開いて家族と過ごしたものでした。
それでもクリスマスのこの日は、仲良しの友達や仲間と集まることも、
とても充実した時間になるでしょう。友達の友達は皆友達だ!とたくさんで集まって
ワイワイやることも、その後の仕事や楽しみの世界が広がる意味もこめて、
良い時間になるでしょう。皆さんのクリスマスが楽しいひと時になりますように☆