5月末 湿度のないカラリと晴れた日に
西東京方面にある田無神社に行ってきました☆
「五龍神」金龍神、青龍神、赤龍神、白龍神、黒龍神 がお祀りされています
今回は、西東京のパワースポットと呼ばれる田無神社についてお伝えしましょう
6月末に行われる夏越大祓式の一環として手作りの大きな「茅の輪」が
本殿前にちょうどこの日から設営されていました
「茅の輪くぐり」は、半年間に知らず知らずの内に犯した罪や穢れを
「茅の輪」をくぐり抜けることによって祓い清める神事
さっそく ∞ こんな形を描いて茅の輪をくぐってきました
ご由諸
田無神社は、正応年間~建長年間あたりの十三世紀 鎌倉時代に創立
田無神社となる以前は、田無北部の水の豊かな地域谷戸の宮山に鎮座し
尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)と呼ばれていました
ご祭神は龍神様です
田無の造営
徳川家康が江戸幕府を開くにあたり、城、町建造のために壁の材料として大量の石灰が必要となり、石灰を青梅の地に求めて青梅街道を開きました。
肥沃な「谷戸」という地域に住んでいた人々が1kmほど南の青梅街道沿いに移住し石炭を掘る人々のため宿場町・田無宿を造営したのが始まりと言われています
谷戸という名の由来は、狭山丘陵や武蔵野台地を侵食した谷の形状から。
田んぼの無い土地ということで田無ですが、実は水がたいへん豊か。
龍神様が棲むにふさわしい場所です
1620年代から70年代に、宮山に鎮座する尉殿大権現を上保谷、田無に分祀、遷座された後、熊野神社、八幡神社を合祀して田無神社と社名を改めたとのこと
尉殿大権現からのご祭神 龍神様の他
主祭神を大国主命とし、須佐之男命、猿田彦命、八街比古命、八街比売命
日本武尊命、大鳥大神、応神天皇を祀り、現在に至っています
五龍神
神社の各方位に龍神様が祀られています
金龍=中央、青龍=東、赤龍=南、白龍=西、黒龍=北方位
東洋の五行思想に則っています
▽五行について
金龍神=土用を象徴する中央、大地・豊穣の守護神
・家庭運・頭領運・事業運等に関する事柄
青龍神=春を象徴する東方、 樹木・風の守護神
・話術・音楽性・積極性等・庭園に関する事柄
赤龍神=夏を象徴する南方、 火の守護神
・書斎・学業・勝負事・昇進等に関する事柄
白龍神=秋を象徴する西方、 金属の守護神
・金運・飲食・結婚運等に関する事柄
黒龍神=冬を象徴する北方、 水・雨の守護神
・トイレ・浴室・健康運・夫婦運・交際運等に関する事柄
を それぞれ司っています
▽境内の東を守る青龍神
青く鋭い勢いを感じる龍神様 唯一水のそばに
青龍神の前後には相撲の大鵬親方由緒の土俵や石碑があります
▽南を守る赤龍神
境内に入る階段のすぐ脇にあり、うっかり見逃してしまいそうでした
祠は低く作られ容易に姿を見られず、高くカメラを上げて撮影
▽西を守る白龍神
どの祠の龍の彫刻も見事なものです
田無神社の彫刻は嶋村俊表の作品
俊表は左甚五郎を祖とし嶋村俊元に始まる嶋村家の八代に当たるそうです
江戸期の日本文化を一身に体現した天才彫刻家
川越氷川神社本殿、成田山新勝寺釈迦堂なども手がけており
田無神社本殿は俊表の代表作とも言える傑作とされています(田無神社HP)
▽北を守る黒龍神
黒龍神はとても高い位置にましましています
「金龍神」は本殿前に木彫りの彫刻としてあるのですが
ちょうどお宮参りのご家族がご祈祷のため本殿に入っていたので写真撮影は遠慮しました
女子のお参りの方が多く、皆さんガンガン写真撮っていて
私も遠慮せずもっと龍神様に近づいて貪欲に写真をたくさん撮ってくればよかったと
ちょっと後悔しています^^;
またいつか参拝した時はバチバチ撮らせていただこうと思います
<撫龍 なでりゅう>
左下の黒い丸い珠
これを撫でると昇り龍のような昇運をいただけるということで
皆さん撫でていくのでピカピかに黒光り
右斜め上の黒っぽくなっている所は龍神様の鼻の頭で そこも皆さん撫でていくため黒光り♪
本殿の左側にあるご神木(金)もパワーが頂けるということで私も両手と頭をつけてしばし身をゆだねていました
気持ちよかった~
その他にも青・赤・白・黒の各龍神の御神木があります。恵比寿様、相撲の大鵬親方の土俵、舞を舞う神楽、縁結びの道祖神などがあり
また、楠正成公の像もありました
この楠公の像は当時、戦地に赴く兵たちがお守りに削っていったとされている左脇が削られている石像で
石の形状からまさにその時代のものと圧倒されるほど古い石像でした
このように数々の見どころのある田無神社
爽やかな精気漂う場所で、心身ともにスッキリ♪
田無神社の龍神様方 ありがとうございました☆