23日 太陽が獅子座に入りました & 新月です
さて、二十四節気では今日は「大暑」
「大暑」その字の通り1年で一番暑い時期
そして19日から土用に入っています
土用期間中は気配り目配りがかかせません
車の事故はもとより、夏の土用は水の事故に特に注意されてくださいね
また土用の間は、大きなお買い物は延期して
土用明けが良いでしょう
8月7日以降にお買い物した方が長持ちしますよ
さて今回は、夏の土用と丑の日のうなぎ について
夏の土用期間
夏の土用は、7月19日から8月6日立秋の前までの19日間
ただいま土用期間中です
土用に入って3日目が晴れなら「今年は豊作」という土用三郎の いわれ からすると
7月21日は晴れでしたから、今年は豊作になりそうですね
夏の土用の丑の日はうなぎ
今年の土用期間中の丑の日は7月25日と最終日8月6日です
丑の日 今年は2回 二の丑まであります
「丑の日にうなぎ」の由来
由来は諸説いわれています
◆丑の日にうのつく食べ物を食べると良いといわれていることから平賀源内が発案した
江戸時代、夏は旬でないため営業不振のうなぎ屋が源内に相談し
丑の日には「う」のつく食べ物が良いといういわれを使って
「本日丑の日」と店に張り紙を出すことを勧めたところ、お客さんが集まるようになった という
※今でいう広告コピーのようなもの
◆丑の日に作ったうなぎだけ傷まなかったということから丑の日に
◆江戸時代 くどい味付けのうなぎは夏に売れないため
「夏の暑さでバテている身体に精をつけるためうなぎを食べよう」と狂歌にして宣伝してもらったことから
◆丑の日を毛筆でひらがなで書くと 「う」と「し」が勢いの良い2匹のウナギに見えるから
などなど
ところで
万葉集の大伴家持の歌に 夏痩せした友人にあてて
「夏痩せにうなぎが良いと言われているから川に獲りに行ったらどう」
という意味の歌があり、昔から夏の疲れにうなぎが良いとされていたよう
うなぎは良質なたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、カルシウムが
総合的にバランスよく含まれている栄養価の高い食材
昔の人もよくわかっていたんですね
しかし、万葉集の時代には うなぎ は むなぎ と呼ばれていたそうです
丑の日にはうがつく食べ物を、という事については時代が下って江戸時代から
江戸時代は粋ですね
じゃあ、子の日は? 寅の日は「と」のつくもの?とか
突っ込んでみたいところですが 笑
うなぎをあてた漢字 「鰻」は 魚偏に曼
曼には つやがある、長い、という意味があることから
にょろにょろ細長くてぬるっとしたツヤのあるうなぎに
この字を魚偏にあてたのではないかと言われています
すっかり定着した丑の日のうなぎ
大暑を迎え、これから暑さ本番の厳しい日が続きそうです
うなぎを食べて、酷暑を乗り切りましょう