2017年は丁酉年 丁と酉の組み合わせ
どんな年になりそうでしょうか
12月に入り来年の事を話しても鬼に笑われない時期になりました。
2017年2月4日立春から「丁酉(ひのととり)」の年となります。
(旧暦での新年は1月28日から)
丁(ひのと)と酉(とり)を干支の意味から考えてみましょう
一般的な世相としてどのような年になりそうでしょう。
干支・丁と酉の由来
五行大義による干支の由来から、丁酉(ひのととり)を見ると
丁 = 十干の4番目の干 五行では陰の火の性質を持つ
丁は停の事で、ひとつの場所にじっとしている様子を表し
去年の「丙」で万物が生長してきたものが、いったん止まり完成を見て 次の生長に備える有り様。
陽気の発達が落ち着くことを意味しています。
新旧の勢力が衝突する、という暗示でもあります。
例えば、東京都議選挙はどうなるでしょうか
酉 = 十二支の10番目 五行では陰の金の性質を持つ
酉は老、衰を表しており、万物の育成が極まり成熟することを意味します。
旧暦8月(新暦9月)の仲秋の頃が酉月ですが、
万物すべてが成熟してくる時期と同じ象意です。
五行の関係性では、丁の火が酉の金を剋する「火剋金」という「剋」の関係。
「剋(こく)」とは相手をやっつけてしまうこと
火が金を溶かしてしまうという やっかいな組み合わせで
上下で矛盾をはらんでいます。
丁の止まったところに下から酉の熟した勢力が突き上げてくる様子
ともいえるでしょうか。
丁の「完成で終了」と酉の「成熟で熟れ始め」
これまでの活動や発展がピークを迎え、周りから新たな力が湧きあがる暗示です。
60年前の丁酉の年
干支は60年で一周りします。
では 60年前の丁酉年はどうだったでしょう
1957年は、東京都の人口がロンドンを抜き851万人で世界一になった年でした。
また、原子力の火が灯った時で原子力についての話題が複数ありました。
世界最小のトランジスタラジオ完成、トヨタの米への輸出開始など
拡大、発展の様子が見て取れます。
ただ、これらの60年後の現代となってはどうでしょうか
今を見ると、どれも頭打ちの状態と言ってもいいように思います。
また、諫早の大水害や船の大きな事故などがあり災害は大きなものになりました。
拡大が望める 事は大きく動く 一定の時代の間は発展していく
ただ いずれは衰えゆく
それは自然の理です
しかし強い意思と共に発展なくしては、物事は世に存在しえないわけですから
それを恐れていては何も生まれません。
今、世界を見回してみると、強烈な個性で主張の強いリーダーシップの持ち主が続々と現れて、
大きな変化と新たな発展に向かっています
2017年に始まったものはしばらく勢いが良いでしょう。
世相的、世間的に、企業や産業は新しいやり方で発展していく
また個人に落とし込んでみても
自分の主張をはっきり打ち出し、独立、自立、独自の道を進んでいく人が増えそう
自主性が強くなる分、かなり頑固にもなってくるでしょう
暴言、妄言、カッとなる、イラっときたらすぐ顔に出る、
言わなくていい事をつい言ってしまう、
いつもならやらないような事をやってしまう、などなど
自分の気持ちを優先し、誰しもがイライラとした気分に陥り
周りが見えなくなったり、協調性を失ってしまいそう
仕事で取引先と信頼関係にひびがはいるほど、周囲との不調和を起こすのは、その後の人生が苦しくなってしまいます
世論も個人も誰しもが、自己主張をし過ぎないよう
注意が必要な1年となるでしょう