6月5日の新月の日、関東甲信地方は梅雨入りしました。
梅雨のさなか 6月21日の夏至が近づいています。
この時期は梅雨空で、日が長くなっている事がわかりにくいですが
陽極まって陰となる 自然界にとって大切な瞬間・夏至
「二至二分」と「四立」で「八節(はっせつ)」
季節の大切な節目 二至二分(にしにぶん)
夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分を二至二分といい
立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)といい
暦では「二至二分」と「四立」を「八節(はっせつ)」といいます。
陰陽の切り替わりは、相反するものの交差点です
例えば男と女、昼と夜、表と裏、右と左、呼吸・吸う息吐く息、など
表があれば必ず裏があるように、
夏至はただ二十四節気のひとつというだけでなく
古来からの自然の大切なことわり
陰陽の真理に改めて意識を戻す大事な日であるように思います。
様々な国で夏至は、この「男性性」と「女性性」を特に意味深く捉えられていて
結婚や子孫繁栄を願うお祭りでにぎわいます
夏至の前後に遠く富士山の背から昇る日の出を岩と岩の間から見る事ができ
毎年多くの参拝客でにぎわいます。
冬が長い北欧地域にとっては、太陽と一番長く過ごせる貴重な日。
この日はクリスマスと共に大切にされており、盛大に夏至祭が催されます。
フィンランドの夏至祭は太陽を崇めると共に
男性神と女性神の出会いを祝うという意味が込められた
自然神への感謝を捧げる大切なお祭り
子孫繁栄、未来の配偶者を見つけるためのおまじないも祭りの中で行われるとか
それは
夏至の夜、枕の下に7種類の花を置いて寝ると
夢で将来のフィアンセに会うことができるというもの。
ロマンティックですね☆ この日に結婚式を挙げるカップルも多いそう
この時期フィンランド北部は真夜中でも太陽が沈まない白夜の期間。
夏至祭の間は一晩中かがり火を焚いて悪霊を追い払い
酒を酌み交わし豊作を祈ります。
飲んだアルコールの量がその年の作物の出来高に影響するといわれており
それは大騒ぎすることで悪魔のスピリットを祓う事ができ
幸運を呼び込むと考えられていました。
また、イギリスのストーンヘンジは
夏至と冬至を知るためのもの
夏至と冬至の日、石の円の中央に立つと
日の出、日の入りの方角がわかるように石が配列されているのだそう。
このように古代より、夏至や冬至を必ず知る装置が世界のあちこちにあり、
皆、男性と女性に関わるエネルギーを感じる日とされているのです。
夏至は一年の中で日が一番長い日、ということは
陽が極まる時、太陽の力、エネルギーが一番強い日ということ
そこから太陽のパワーを最大限に受け取ることのできる
浄化力の最も高い日とされています
曇っていても雨でも雲の上の太陽の力は強大で地上まで届きます
私は以前よく、夏至の日に「白糸の滝」に行っていました。
梅雨空と重なる事が多いのですが、滝のしぶきは空から浄化されるような心地になり
行くと必ず 心身共にみなぎる力を感じます。
こういったパワーの強い場所に行ったり、キャンドルをたいて瞑想するなど
自分の内面に向き合ってみるには最適なタイミングですので
浄化のアクションにチャレンジする日と決めて行動すると開運につながりますよ