8月11日新月(部分日食)とハングリーゴーストマンス

今夜は部分日食ですね
北極方面のみで見られる今回の食シーズン最後の日食です

↓ 日食の記事 ↓

2018年8月11日部分日食☆あなたのどのハウスで起こる?

2018年8月5日

2018年8月の天空模様

2018年8月1日

ちなみに、どのハウスで食が起こるかという話では
私の友人が自分の4ハウスで月食が起こった時に家族が増えたと言っていました

4ハウスは、家、家族、居場所を意味するハウス

食は特別な新月・満月です

 

ハングリーゴーストマンス

日食は新月ですので、新月ということは
旧暦で新たな月の一日・朔日・ついたち

8月11日から9月9日まで旧暦の七月です

この時期 日本では旧暦のお盆ですが
お盆と同じような儀式がアジア圏でも行われます

アジア圏では、この世とあの世を結んでいる門が開かれるといわれる旧暦七月を
「ハングリーゴーストの月」と呼んでいます

その月の満月(今年は8月25日)は法要を営む日

「ハングリー ゴースト マンス」は
この世とあの世の間に はまり込んで行き場を失った魂たちが彷徨う時期

急死や突然の事故で自分が亡くなった自覚がなく
死を受け入れられない魂たち
あるいは子孫が既になく法要を営んでもらえない魂たちのことを
「ハングリー ゴースト」と呼んでいます
「餓鬼」ですね

「ハングリー ゴースト マンス フェスティバル」は一種のお祭りで
あの世の門から死者の魂が自由に地上に降りてくると言われるこの季節に

お腹を空かせたハングリーゴーストが供養してくれない人々に悪さをする
とされているため、街中に祭壇をしつらえ

オレンジなど供物をお供えし、様々なイベントを開催して
子孫や所縁(ゆかり)の者を失った魂を供養するというお祭りです

また、自分の死後、あの世での裕福さを祈って紙のお金を燃やしたりするそう
「地獄の沙汰も金次第」ということでしょうかね

春頃公開された映画「リメンバーミー」が、まさにこの物語でした
「時を超えて 家族をつなぐ奇跡の歌」というキャッチフレーズ

あの世にいる魂が、唯一この世の自分を覚えていて弔ってくれるはずの存在の孫が高齢となりもうすぐ亡くなりそうなことがわかると
どうにかして一生懸命自分を思い出してもらいたい と

更にその子孫にも代々自分を弔ってほしいと、切実な思いであの世で活躍する物語です
覚えていてくれる子孫がいなくなると、魂すらもチリと消えてしまうから

ピクサー映画の真骨頂、実際よりも美しいのではないかと思えるほどきれいな映像で
実際のアジア圏のお祭り通り、霊に供えるマンダリンオレンジの色鮮やかさが印象的でした

アジア圏では、家の中では香を焚き、果物、お花、お水、灯火、音楽など
供え物を捧げると霊は喜び、家の守護者となり
他の彷徨う霊を寄せ付けなくなるとされているんですね

お祭りはとても華やかで派手、歌ったり踊ったり
コメディやオペラなども開催されるそうです

そして、この時期は自分たちの大きなイベント
結婚式や出産、引越し、家や車を購入することなどは避ける
「霊すらも味方につける」というアジアの風習

 

 

日本のお盆そのもの

日本では静かに家で夏野菜に割りばしなどを刺して動物に見たてて
先祖の霊をお迎えする儀式

お盆の起源は仏教用語の「盂蘭盆(うらぼん)」から

古代のインドの言語、梵語・サンスクリット語の「ウランバナ」から来ている
とされています
「逆さまに吊される苦しみ」を意味する「ウランバナ」

インドでは、長い間 子孫から供養されない霊は
地獄のような世界、餓鬼道に落ちて、逆さ吊りの苦しみを味わっているとされており
その霊にお供物や水を捧げて供養し苦しみの世界から救うという風習がありました

これがアジア圏のハングリー ゴースト マンスの起源でしょう

中国で作られたとされるお経のひとつに「盂蘭盆経」があります
そこに

釈迦の十大弟子の1人・目連尊者
目連尊者は神通力随一の弟子で、神通力で亡くなった母親を視た時
餓鬼道に落ちていたのをみて驚き、苦しみを救おうと釈迦に教えを乞いました

釈迦は「雨季の修行を終えた僧たちが集う、7月に行われる会に行き
僧たちに御馳走をふるまいながら心から供養すると良い」と言われ
目連尊者がその通りに供養を行うと、母親は苦しみから救われたと説かれています

この教えと、日本古来の神道の「祖霊信仰」=
亡くなった先祖が子孫の生活に影響を及ぼすとされている信仰とが融合して
日本で「お盆」として定着されたのですね

ハロウィンにしても夏至や冬至のお祭りにしても
先祖の霊が守護してくれるという思いは世界中同じです

家の中でキャンドルを焚き、お花を飾り、音楽で陰の気を吹き飛ばすと
ネガティブなものを寄せ付けません

スピリチュアル風水として行うと良さそうです

世の中、周りはザワザワと落ち着かないし
暑さも記録がどんどん更新されそうですが

亡くなった近しい方々を思い出し、守護を祈りながら
心静かに過ごしていきたいと改めて思うお盆休みです

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この記事を書いている人
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