かんながらの道 さまざまな神様

神格化された人間の神様

例えば、菅原道真は天神様、豊臣秀吉は豊国大明神、徳川家康は日光の東照大権現、
明治天皇の明治神宮などは、人間が神となり神格化されて祀られています

祟りを鎮めるため祀られた菅原道真ですが、その後、生前の優れた業績から
学問の神として崇められ、広く末永く一般に親しまれているというのは
日本人の心の広さと敬虔さからくるものといえましょう

明治神宮に祀られている明治天皇は薨去された折
あまりに嘆き悲しむ人々のため建立されたそうです

このように祖先、祖霊をそのまま神様として祀るのが神道の基本です

もともとインド、中国を経て日本に来た頃の仏教には先祖供養という概念はありませんでした
日本に渡って来てから神道のこの流れを汲むようになったのです

 

民俗信仰の神様

・生命の神
子授け、安産、食物の神、穀物の神―宇賀神様、女性の神―淡島様

 

・家の中の神
敷地の神、家屋の神、台所の神、竈神カマドノカミ―荒神様

 

・職業、芸能の神
農業、漁業、林業や鍛冶の神、芸事の神

 

・一般民衆に広く信仰されるようになった神々
家内の安全を守る屋敷神、台所を守る荒神さま
商売を営む家では恵比寿・大黒信仰、稲荷信仰など、その種類は多岐に渡ります。

 

・庚申様(こうしんさま)、道祖神お地蔵様
庚申様は中国道教の説とインドの神の転化との説があります
また道祖神とともに、記紀神話の中で天孫を案内した猿田毘古命とも同一視されています。

 

守庚申の起源

<中国から渡ってきた三尸(さんし)説>

三尸(さんし)とは人の身体に潜んでおり、自由になりたくて人の死を常に願っているという虫のこと
庚申(かのえさる)の日に人が眠ると閻魔様のところへ行って
自分が寄生しているその人間が犯した過失を告げ口しにいくんだとか

それを聞いた閻魔様はその人の命をとってしまうという説から
庚申の日は、徹夜してその虫が出ていかないよう
寝ずに寿命を守ったのが「守庚申」の始まりといわれています

平安時代の貴族たちは寝ないようにするために
徹夜で和歌を詠んだり太鼓を叩いたりして、大騒ぎの宴となり
それが、公家から武士へ、武士から庶民へと伝わって
お酒も入った遊びになっていきました

江戸時代の頃には、神仏習合の影響から仏教の帝釈天や青面金剛として祀られます
猿田毘古命とのつながりは道教からで、申=猿でつながり、そこから道祖神へ。

十干の「庚かのえ」と十二支の「申さる」の「庚申」(こうしん・かのえさる)は
60通りある干支の組み合わせのひとつ

庚も申もどちらも五行では金
「庚申」は金の重なりになります

金の気が天地に満ちて人心が冷酷になりやすいとされました。

ただ、これが 三尸の虫が這い出して閻魔様に告げ口しに行く
という説明になるのかどうか

冷酷になるのは三尸の虫の方だと思うのですけれども^^;

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この記事を書いている人
朱里(あかり)
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