今日は下弦の月
いわゆる半月 半月は弦月とも呼ばれます
「下弦の月」文学的な言葉は神秘的ですてきな響きですね
下弦の月は明日のお昼前にはもう沈んでしまいます
アスペクトでいうと、太陽と月がスクエアになっている時
女性は、ちょっと頭が痛かったりポワンとしたり
体調に影響を受けている方もいるかもしれません
下弦の月と上弦の月はどう違うのでしょうか ご紹介しましょう
月の満ち欠けの1周期
新月から次の新月までを1朔望月=1さくぼうげつ=といい 約1ヶ月間
その中で半月は2回あって
始めの半月が月相7で「上弦の月」
新月から満月にかけての間の半月 これから膨らんでいく月
いっぽう「下弦の月」は、次に半月となる月相21のことで
満月から新月にかけての間の半月 これから欠けていく月
見え方として、弦が上に見えるか下に見えるか、ということではなく
上下とは、先、後、の意味で、月の上旬、中旬、下旬というのと同じ
新月から満月にかけて先に半月になるのが上弦で、その後に半月になるのを下弦
というわけです
カレンダー上、今月の上旬だから 上弦の月ね とは 単純にはいきません
旧暦(太陰暦 29~30日暦)ならほぼ暦通りの月の月齢ですが
太陽暦(30〜31日暦)のカレンダー上では日にちがどんどん変わっていきます
また、月の下半分が輝いていて弦が上にあるのが上弦、
上半分が輝いていて弦が下にあるのが下弦 と言われたりしますが
これも意味が違うことと、
厳密にいうと同じ月相でも月の出と入りで上下が逆になるので、根本的に違うのです
「弦」と「弧」
「弦」とは、半月ではまっすぐな直線の方 円の直径の方
ギターなど楽器の弦はまっすぐですね
いわゆる地球の影の方です
「弧」は月の輪郭 の側
三日月だとどちらも弧を描いているので混同されがちなのですが、外側の曲線側の方
月の「弧」が、進む方向 つまり 西に向いている時が上弦の月
月の「弦」が、進む方向、西に向いている時が下弦の月 となります
この形で西の空に沈んでいくのを見たら、上弦の月
上弦の月と下弦の月では、見える時間帯が正反対に違ってきます
上弦の月と下弦の月の出ている時間
上弦の月は、昼間に上って来て 夕刻を回って夜の浅いうちに沈みます
夕方や夜早いうちに見えやすい
夕方の会社帰りに西方面に見える半月は これから満月になる上弦の月
下弦の月は深夜に出て来て 朝を回ってお昼間に沈んでいきます。
そのため、深夜かなり遅くや未明に見えやすいです
酔いがかなりまわっている時(酔ってなくてもいいのですが)に見る
夜中の半月は これから新月になる下弦の月ということになります
ここから先の月は「朝月夜」と呼ばれます。
夕刻に西の空に見える上弦の月は、弦の部分は上側に見え
午前中に西の空に見える白い下弦の月は、弦の部分が下側に見えます
また、お皿に乗った、これからいただくメロンのように傾きがない月を見た時は
それが夕方なら上弦の月 朝方なら下弦の月です
輝いているのは月のどちら側?
上弦で輝いているのは、月の公転運動の後ろ側で 月の東半球
下弦で輝いているのは、月の公転運動の前方側で 月の西半球
月の海と月の陸の面積と位置により、上弦のほうがわずかに明るいのだそうです