水星の逆行
太陽系の惑星たちは 定期的に逆行しているように見えます
年に2,3回起こる水星の逆行についてみてみましょう
逆行とは
実際に惑星が逆向きに動くわけではありません
太陽系の惑星たちは、みなそれぞれの公転速度を持っています
水星は地球より公転速度が早いため、地球が水星に追い越される時に
逆行しているように見かけ上見える、ということです
水星が真横に来る時、みかけの動きは止まって見えます
これを「ステーション」や「留」といいます
そして地球と並び、追い越そうとする間じゅう
水星は進んでいても地球からは逆行しているように見えます
追い越し切るとまた順行に戻ります
水星・Mercury
水星は太陽系で一番太陽の近くを回る惑星
公転速度は早く約88日で太陽の周りを一周します。
水星のまたの名は ギリシャ神話のヘルメス ローマ神話のマーキュリー
伝令の神 情報の神 足が速く非常に聡明で賢い神
天の教えを地の人々に伝える役割を担っていて
翼のある靴を履いています
水星の公転速度が速いことからこの名前がつけられたと言われます
水星が象徴するもの
知性、学習、会話、情報、伝達、運輸、交通、コミュニケーション
通信、手紙、電話、パソコン、メール、SNS、
出版、印刷、著述業、アナウンサー、ジャーナリスト
語学者、講師、弁護士、法律家、知的な職業
計画、約束、契約、勤勉、冷静、器用
言葉の罠、詐欺、軽犯罪、神経質、批判的、矛盾
子供、青少年、兄弟姉妹、旅行者
情報産業、教育、小中学校、郵便、簿記、会計
水星が逆行すると
水星は太陽に一番近い内惑星のため
太陽の意味する我々の人生の目的に沿う動きをする星です
そして私たちへ強い影響力を与えます
主に逆行の期間中というのは過去に焦点があたります
やり直し、見直し、遅延、延期、過去の問題の再浮上
再点検、復習、再校、復縁、復活、再会、再生
そして、その惑星の象徴するものが停滞する
水星の象徴するものたちは支障をきたします
知的活動が鈍くなり混乱、うっかりが増える
通信機器に問題が起こる、コミュニケーションの行き違い
書類の間違い、凡ミス、置き忘れ、落し物、忘れ物
パソコンのつながりが悪くなる、故障する
街では車の渋滞、電車の遅延が多くなります
(都市部では日常的に起こる事ではありますが)
▼失せ物、落し物の出てくるパターン2つ▼
・逆行中の落し物・失せ物は、順行に戻るまで待つと出てくるパターン
・順行中の落と物・失せ物が、逆行中に戻ってくるパターン
水星逆行中 注意すること 水星のメッセージ
水星逆行中はすべての予定を時間的に余裕をもって行動する事が大切です
旅行は可能であれば見合わせる
車は使わない
大きな買い物は控える
パソコン内のデータは必ずバックアップをとっておく
書類は念を入れて見直し点検する
といった期間にしましょう
水星は足が早いのです
今までわき目も振らず走ってやって来た計画はどうだったか
きちんと振り返る、検証し、見直してみる、メンテナンスする
「今は、立ち止まることが必要ですよ
その間、再考してください
見直しを怠っているとあとで大変ですよ
再点検しないと将来面倒なことになりますよ」
というメッセージです
また、古い知人に会いやすい時期でもあります
長らく不通だった人と再会できるチャンスです
同窓会や周年パーティが逆行中に開催されたりします
懐かしい人々と再び交流が始まり
そこから有用な情報が入るかもしれません
さらに、昔学んだことをまたやってみたり、復習したくなります
以前やっていて途中で投げ出してしまったこと
ずっと、あ~、あれやっておけばよかったなと 思っていることについて
この時期 自然と取り組みたくなります
やり始めると昔はわからなかったことが今ならよく理解できたり
またさらなる興味が湧いて、新たな活動の基盤になる可能性もあります
逆行期間中は物事の進捗具合は停滞気味に思えるでしょうけれど
大切な見直し期間ととらえ
こういったメンテナンスしておくと
あとあとチャンスをつかむことにつながります☆