西洋占星術コラム あじさい

6/20は2度目の射手座の満月でした

新月、半月、満月の日は何かと天候や自然現象の威力に驚かされる事が多いですね。
最近の記録的な豪雨、地震発生などなかった地域に巨大な地震、突然のつむじ風…など

今年は冬が暖冬だった為、雪があまり降らず水不足の恐れがあるとも言われています。
夏至の21日、日本の西から東へ大雨が横切り、雨が水源に十分にそそげばよいのですが。

この夏至に近かった20日の満月は南中しても高度が低く、
ほの赤く見えるストロベリームーンとなりました。

北半球で夏至は、一年のうちで太陽の高度が一番高い時ですから、
反して月は、太陽と正反対の位置にあるので冬の太陽の道を辿り、高度が一番低くなります。

低い分、月の出入りの時のように赤味がかって見えるのが、ストロベリーと呼ばれる所以です。

冬至の頃の満月は、空を見上げる角度が80°程。
夏と冬で満月の高さはかなり違っているのですね。

しかし、明日からは日がどんどん短くなっていくのです。
なんだかいつも夏至の次の日は拍子抜けな気持ちになります。
夏はこれからなのに日が短くなっていくなんて、とちょっとがっかり感。

この時期はまだ梅雨のさなかで、街には紫陽花=あじさいがきれいに咲き揃い
目をなごませてくれます。鮮やかな藍色の小さな花の集まりの紫陽花。
真の藍色=「さい」 が 集まっている=「あじ」

ここから「あじさい」と呼ばれるようになったと言われています。

代表的な花言葉は「移り気」。 色が変化する様は、まさに移り気そのものですね。
その他「家族団欒」「家族の結びつき」「寛容」「忍耐強い愛情」など。

そして太陽は蟹座に入りました。蟹座の守護星は月。
象意は、家庭、母性的、庶民的、自分のルーツ、身内大切、マメ、世話好き、
心配性、気が変わりやすい(月が姿を変えるように)。

母性的で気が変わりやすい蟹座の季節に、移り気な紫陽花が咲き誇っているのは偶然ではないでしょう。
「家族団欒」小さき花の集まりは家族を表わしますし「寛容」「忍耐強い愛情」は母性のイメージそのものです。

季節の花と宇宙がリンクしているのは、今までも見てきました。
宇宙は自然と共にそのエネルギーを我々人間に五感で教えてくれています。

人間もまた、いつの間にかその意思を読み取っているのだなぁと自然界の神秘性に驚きと興味が尽きません。
自然世界から表出しているものは、星座の意味を読まずともわかるその時期の象徴となっている不思議さを感じますね。

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この記事を書いている人
朱里(あかり)
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