海王星 魚座滞在中
11月に入り、一気に気温が下がっていきなり冬模様となってきましたね。
季節の変わり目、体調を崩しがちな方が多いです。
秋の花粉症と気温の変化で鼻グズグズは私 毎年の事なのですが
特に10/31の新月前後は、魚座にいる海王星が太陽・月と調和的角度だったからでしょうか
水道の栓が壊れたかのように、一日中鼻が止まらず頭もボ~っとしていました。
(無理やり海王星の水に結び付けているかもしれません 苦笑)
海王星というと、その名のように海、水、そして、夢、イメージ、
創造力、空想、幻想、神秘的、予想、妄想、勘違い、
現実と夢のはざま、境界不明、霧のような という象意。
海王星は水の星座・魚座が本来の住まいのため、
5年前に魚座に入ってからその力を発揮しています。
ルーラーとしないため、魚座のルーラーとは取らないのですが
今の時期の出来事として扱いたい要素であるのと、
自分自身 今 海王星がハードなアスペクトを取っていまして
それが生活にかなり影響している事を考えると、現代占星術のこの説も採用できると思います。
アスペクトで厳しい影響を受けている柔軟宮に個人天体がある方は、
無い所から何かを生み出す創造性が湧きあがる反面、
感情が混乱したり、幻想、憧れ、空想、現実的でない考え方
などが多くなったり、集中力に欠け考えがまとまらない、とか
普段の自分はそんなことないのに、どうもあちこちに手をつけてしまう、
良い考えが浮かんでも霧のように散ってしまう、騙されやすい、
正しく判断したつもりでも誤ったビジョンだったという事が
起りがちで、海王星の象意の影響を様々受けているかもしれません。
こういう時は着実、堅実をモットーに、石橋をたたいてたたいて慎重に判断。
対人面でも優しさと寛容さを心掛けることが大切です。
海王星の影響
海王星魚座滞在の今、このところの高齢者の認知症に伴う問題の広がり、
車の誤作動、判断力の鈍化に大きく影響しているものと思えてなりません。
海王星の象意は認知症そのものかと思います。
高齢者の方で、元来の性格が不動宮にある方だと
認知的な誤りを自分が間違っているとほぼ絶対と言っていいほど認めないでしょう。
人の言う事を信じられない、頑固さが強調される方は多いです。
また逆に、簡単に人を信じてしまう、
だまされやすいという面
こちらも強く出ます。
オレオレ詐欺にかかってしまうタイプですね。
このように通常のコミュニケーションが取りずらくもなり
介護者の方の大いなる理解と寛容と知識が大切となる
現実的な問題です。
これはもちろん、加齢による脳の委縮によるもので
占星術において、海王星期と扱います。
占星術では10天体それぞれに年齢域というものがあります。
人間は段階を追って自分自身を発達させていく、という考え方で
その星の象意、エネルギーを学んでいくにふさわしい年代があります。
天体の年齢域
月 0歳 ~ 7歳 情緒、感情、個人生活領域、成長
水星 8歳 ~ 15歳 知性の発達、他者との関わり、情報
金星 16歳 ~ 25歳 個人的楽しみ、恋愛、趣味、パートナーシップ
太陽 26歳 ~ 35歳 人生の公的な目的意識、活力、生命力、権威
火星 36歳 ~ 45歳 行動、活動期、活発、攻撃的
木星 46歳 ~ 55歳 寛容、拡大、発展、自他共助
土星 56歳 ~ 70歳 組織、秩序、制限、枠組み、形成、責任、
天王星 71歳 ~ 84歳 独立、部分的改革
海王星 85歳 ~ 無意識、神秘性、夢の中、
冥王星 最期の時、瞬間 死と再生、徹底的な改革
だいたいこのように進みますが、
幼少時うまく情緒が育てられなかったとか、
水星期に他者とうまく関わってこなかったなど、
天体通りにうまく使いこなせない人もいます。
それこそがひとりひとり違うという事になるわけで、
人生の奥深さがホロスコープに出てくるということになります。
海王星の話に戻ると、その年齢域は85歳から死の直前まで。
ここ最近の高齢者に関わる問題の多さを考えると、
魚座で海王星が力を発揮していることと
リンクしているように思えてなりません。
あなたは今、どの天体の年齢域にいますか?
その通りに過ごしているでしょうか。